hiromi
欧米の新聞は、既に死んでいる:日経ビジネスオンライン

それでもマスコミの重役たちは、アマゾンの「Kindle(キンドル)」やアップルの新しい読書ツールといった新たなツールや技術が新聞を救ってくれるかのような話をする。

 彼らがそのように考える理由は簡単だ。過去数世紀の間、 新聞は利益を生み出し、数多の人々に面白い仕事を提供する素晴らしいビジネスであったからだ。それを守りたくなるのは当然だ。私も10年間、英国の新聞社で働いていたので、この件に関してはほかの新聞業界の人々同様に感傷的になってしまう。

 それでも新聞は終わっていると言わざるを得ない。混乱期の渦中にいる人にとっては不幸なことだ。しかし、それは彼らのせいではない。記者が間違いを犯したのではなく、新聞という経済システムが破綻したのだ。

 日本の新聞業界の人々は、「終わり」はまだずっと先のことだと思っているかもしれない。しかしながら、欧米で起きたこの問題をきちんと把握しておくべきだ。世界中の新聞社が気づいているように、自分たちが思っているよりもずっと早く終わりがやって来るのだから。